CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
チー坊、パパは熱血弁護士だったんだよ 
石立鉄男氏が吹き替えた海外テレビドラマはおそらくこれだけだと思うのですが、アメリカで1978年にCBSで放映され、日本では1980年にテレビ東京で放映された「熱血弁護士カズ」Kaz です。ロン・リーブマン扮するカズは、自動車窃盗罪で服役中に法律を学びました。出所後カズは弁護士事務所に勤め、弱者を守るべく奮闘します。ロン・リーブマンは映画『ホットロック』に出演している個性派俳優です。石立鉄男氏は芝居が上手な方ですからきちんと合わせておられましたが、興奮する演技の時にはちょっと"石立鉄男節"が入っていました。

さて、1972年10月4日から日本テレビ系で放送されていた「パパと呼ばないで」という国産ドラマをご存知でしょうか。そうチー坊こと杉田かおるのデビュー作です。石立鉄男氏が扮する軽率で早とちり、すぐカッとなる半面、情にもろい。人生に大志は抱かず、いつも損ばかりしているサラり−マン安武右京が、姉の死後、めいの千春(だからチー坊)をひきとって育てる物語でした。安武右京の会社の同僚内田役が江守徹氏でした。キッド・カーリー役の「西部二人組」がNHKで放映されたのが1972年ですから同時期の作品ということになります。なかなか友情に厚いいいやつというキャラクターで、当時江守徹氏は28歳、石立鉄男氏は30歳でした。そして独身の安武右京が憧れるマドンナがエレベーター嬢の中島ユキちゃんでした。演じていたのが23歳の初々しい田島令子氏でした。もちろん「バイオニック・ジェミー」以前ですが、美人OLや良家のお嬢様の役が多かった頃です。
| 日本語吹き替え覚え書 | 10:14 | comments(1) | trackbacks(0) |
愛川欽也VS伊武雅刀
   
「西村京太郎トラベルミステリー」も「なるほど!ザ・ワールド」も『トラック野郎』も「パック・イン・ミュージック」も愛川欽也氏の仕事である。がジャック・レモンや覆面レーサーも含めて吹き替えの仕事を愛川欽也氏はしているのである。「ルート66」のジョージ・マハリス,「ラットパトロール」のペティグルー一等兵(ジャスティン・タール),「バークにまかせろ」の運転手兼執事ヘンリー(レオン・ロントック),「かわいい魔女ジニー」のロジャー(ビル・デイリー),「幽霊探偵ホップカーク」のホップカーク(ケネス・コープ)あたりがおなじみでしょう。もっともペティグルーは機関銃撃ちながら"このタコ!"と叫んでることが多く、ヘンリーはラブシーン中のバーク氏に"ダンナ様、レスさんからお電話ね・・・急用みたいよ・・・早く出れば"と主人の恋路を邪魔するオッサンであり、アニメで培われた愛川節がすこーし炸裂していたみたいである。ロジャー役はジニーに振り回されているトニー役の小山田宗徳氏とのバランスが面白かった。そして久々の吹き替えの仕事が「シカゴホープ」のウオッターズ(ヘクター・エリゾンド)であった。重厚な医療ドラマであり、愛川欽也氏も熱演しておられたが、声優=愛川欽也氏ではなくタレント=愛川欽也氏の声になってしまっていたような気がする。
  
浪速大学の鵜飼医学部長である。伊武雅刀氏もえらくなってしまった(デスラー総統の方がもっとえらいが)。「特別狙撃隊SWAT」のストリート(ロバート・ユーリック)の二枚目隊員も良かったが、「ロンドン特捜隊スウィーニー」のちょっとくだけたカーター刑事(デニス・ウオーターマン)がまた良かった。リーガン警部やハスキンス部長との掛け合いでボケをかます間が絶妙でした。ジョージ・ペパードをアテた「バナチェック登場」では推理と行動力に長けた保険調査員役が伊武雅刀氏のクールな声質に非常にマッチしていたと思われる。レギュラーではないが「チャーリーズ・エンジェル」に007以前のティモシー・ダルトンがゲスト出演した際、伊武雅刀氏が吹き替えを担当しており、セクシーでクールな声がにベストマッチであった。残念ながらこの組み合わせでの吹き替え版007は実現していない。たまには新作のTVシリーズで吹き替えをやっていただきたいものである。
| 日本語吹き替え覚え書 | 17:18 | comments(1) | trackbacks(0) |
中尾彬VS江守徹
個性派俳優の中尾彬氏はポリスドラマ「刑事バレッタ」Barettaで主演のロバート・ブレイクの声を担当されました。実は「刑事バレッタ」の前にニューアーク市警察に実在する変装捜査が得意なデビッド・トマ刑事を主役にした「刑事トマ」Tomaというポリスドラマが放送されていたのですが、実在の人物という制約や局とのトラブルで中途でキャンセルされました。「刑事バレッタ」は「刑事トマ」と同様の変装刑事ものですが、おんぼろアパートに住んでオウムがペットというユニークなキャラクターでオウムとの掛け合いが面白く人気が出ました。日本ではテレビ朝日系で放送されましたが視聴率も低迷し早々と終了しました。サミー・デイビス・Jrが歌った主題歌レコードが話題になりました。ところでロバート・ブレイクは数年前に妻の殺人罪で告発されています。当時の中尾彬氏はインテリ風2枚目路線でしたが吹き替えについてはストレートな感じで良かったと思います。

酒乱俳優(笑)の江守徹氏はNHKで放送されたウェスタン「西部二人組」Alias smith and jonesで主役の一人キッド・カーリー役のベン・マーフィを担当されました。参考までにベン・マーフィは「犯罪捜査官ネイビーファイル」でマッケンジー中佐がかつて不倫した上司役の俳優です。「西部二人組」は『明日に向って撃て』のTV版と呼ばれた番組で、お尋ね者のハンニバル・ヘイズとキッド・カーリーが足を洗うため堅気の旅に出る物話でスミスとジョーンズと名乗りますが、事情を知らない賞金稼ぎや保安官、昔の仲間も追ってきて毎回汗をかくコメディタッチのウェスタンでした。吹き替えですが江守徹氏と知って見たらわかりませんが、少なくとも当時見た記憶では全く違和感がなかったと思います。個人的には後の「ジェミニマン」や「ネーム・オブ・ザ・ゲーム」の吹き替えの方が違和感がありましたね。
| 日本語吹き替え覚え書 | 00:02 | comments(1) | trackbacks(0) |
ご老公と風車の矢七

まずは2代目水戸黄門役の西村晃氏であるが性格俳優として数々の映画・ドラマに出演されてきたベテランであり、海外テレビドラマの吹き替えってあったっけと思われる方が多いでしょう。実はエド・マクベインの警察小説「87分署」のTVシリーズでスティーブ・キャレラ(ロバート・ランシング)の声を担当しておられました。元々大人向けのドラマなので西村晃氏の抑制の効いた声がやや暗いイメージのロバート・ランシングには合っていたようです。参考までに他のキャストは、バート(ロン・ハーパー):早野寿郎氏、マイヤー・マイヤー(ノーマン・フェル):石原良氏、ロジャー(グレゴリー・ウォルコット):宮部昭夫氏でした。ロン・ハーパーはもちろん「特攻ギャリソン・ゴリラ」のギャリソン中尉である。
ちなみに宮部昭夫氏は「頭上の敵機」と「過去のない男」でロバート・ランシングを担当されており、私の中では「タイトロープ」「マニックス」の田口計氏と並んで”向こうの俳優と同じ呼吸をしている”と感じるベストマッチの一人です。宮部昭夫氏は「拳銃無宿」のスティーブ・マックウィーンもアテておられ、先頃発売された『大脱走』のDVDには氏の吹き替えバージョンが収録されています。ロバート・ランシングは宇宙大作戦[宇宙からの使者Mr. セブン]の猫を抱いたセブン役がSFドラマのファンにはおなじみである。

閑話休題、西村晃氏にはもう1本吹き替えの代表作があります。「刑事コロンボ」「刑事コジャック」「警部マクロード」などポリスドラマがブームの頃に放映された「刑事ブロンク」です。カリフォルニア州の架空の都市ジャックシティ警察殺人課のブロンク刑事(ジャック・パランス)の活躍を描いたポリスドラマで、犯人が仕掛けた爆弾で愛妻が死亡、車椅子生活となった娘を愛情深く見守っていくタフな男、でも猫アレルギーなのに愛娘のペットの猫の世話をさせられる気の毒なパパでもありました。ジャック・パランスは『シェーン』のガンマン役で有名である。

続いては3代目水戸黄門役の佐野浅夫氏は西村氏と同様に日本の映画・演劇・ドラマ界のベテランである。えーっ佐野浅夫氏こそ海外テレビドラマとは縁がないだろうって。何か忘れてやしませんかってんだ!ご存知マックのおじさんである。ケンタッキーのおじさんではない。元詐欺師捜査班の刑事で定年退職して探偵事務所を開いたあのマックのおじさんである。はい、思い出していただけましたか。「華麗な探偵ピート&マック」でフランク・マクブライト(エディ・アルバート)をアテておられます。頑固で融通のきかない石頭キャラにはぴったりでした。相棒のピート・ライアン(ロバート・ワグナー)の声はもちろん城達也氏でまさに名コンビでした。エディ・アルバートは王女さまのアバンチュールをライター型カメラで撮影していた『ローマの休日』のカメラマン役で有名である。

最後は先頃亡くなった中谷一郎氏である。死亡記事には"風車の矢七"の説明と共に「ライフルマン」でチャック・コナーズの声を担当と記してありました。テレビ初期の西部劇「ライフルマン」である。大リーガーから俳優に転職したチャック・コナーズの文字通り大ヒット作で、ライフルの曲芸撃ちというか名手だから毎回ガンファイトがあり、銃撃戦はピストルよりライフルの方が有利だなと子供ながら妙に納得していました。でも親に買ってもらったのは「拳銃無宿」のランドル銃でしたけど。当時、中谷一郎氏は俳優座の役者さんで、岡本喜八監督の独立愚連隊シリーズなどでクセのある硬骨漢といった役柄が多く、このキャスティングも合っていました。

さて、ここからは「トリビアの泉」である。
佐野浅夫氏と中谷一郎氏は 水戸のご老公と風車の矢七で有名であるが
「刑事コロンボ」では 別々のエピソードで 犯人役を吹き替えている



続きを読む >>
| 日本語吹き替え覚え書 | 16:26 | comments(1) | trackbacks(0) |
| 1/1PAGES |